2023動物愛護行政アンケート - 2

結果概要 2024/03/10

■管轄内の多頭飼育問題について

<質問9>近年発生した管轄内の多頭飼育崩壊について把握していますか?
119の回答

多頭飼育問題について把握している場合の発生件数

  • 最大:39
  • 最小:0
  • 回答数:65

多頭飼育崩壊を起こした飼育者に過去指導などを行っていた場合の1件に対する平均指導回数

  • 最大:16
  • 最小:0
  • 回答数:47

■具体的指導内容について

(複数選択)
回答自治体数:68

不妊・去勢手術の勧め 100% 里親募集の勧め   97.1%
改善対応してくれそうな団体等の紹介 38.2% 鳴き声、糞尿の悪臭等、改善アドバイ ス 91.2%
その他 22.1%    

その他の具体的指導内容

  • 多頭飼養の届け出 2件
  • 引取対応
  • (犬の場合)狂犬病予防法に基づく登録、注射、(猫の場合)屋内飼養
  • 雌雄分離飼養
  • 逸走防止
  • 関係法令に基づく内容
  • 改善できない場合、引き取りの提案
  • 終生飼養義務
  • 一部(雌の幼齢個体のみ)の引き取り
  • 過去の指導状況等については把握してない
  • 把握している事案については、それぞれの事情に合わせて改善に向けた対応をしていますが、その件数、指導回数、具体的指導内容等については回答いたしかねます。
  • 多頭飼育崩壊を起こしている時点で原則全頭引取りを行う方針である。本人が引取りを拒否した場合は虐待案件として警察や道への通報等を念頭に対応する。崩壊を起こしていない多頭飼育者については指導の対象ではない。

■予防・解決のための対策

<質問10>多頭飼育問題を未然に防ぐ、もしくは解決のために何らかの対策を行っていますか?
119の回答

多頭飼育問題への対策内容
回答自治体数98

多頭飼育届け出制度を設けている 31.6% 人の福祉職との連携   74.5%
動物ボランティアとの連携 60.2% その他 24.5%

その他について、何らかの対策を行っている場合、どのような対策か具体的にお答えください

  • SNS、チラシ、出前講座等での啓発 3件
  • 繁殖制限手術助成 3件
  • 区市町村との連携 2件
  • 獣医師会(動物病院)との連携 2件
  • 不妊手術の実施 2件
  • 警察との連携
  • 高齢者に関わる業種の人が集まる会議における啓発
  • 市役所内部の関係部局での会議・対応を実施(不良な生活環境を解消するための条例に基づく)
  • 京都市動物愛護推進部会を設置(令和4年〜令和5年)
  • 大阪府へ多頭飼育の見届けの世帯等について、届出申請するよう指導
  • 大阪府の多頭飼育届出制度の情報共有
  • 定期的な状況確認、改善アドバイスなど
  • 問題発生時の連携はある
  • 飼い主のいない猫等の不妊去勢手術推進モデル事業の実施
  • ペット飼育支援アドバイザー(県が開催した講習会を受講の上、名簿に登録した者)の派遣 

■関連部署との会議

<質問11>多頭飼育問題を未然に防ぐ、もしくは解決のために関連部署と会議などを行っていますか?
119の回答

会議などを行っている場合は、どこの関連部署になりますか?

福祉関係部署25件 地域包括支援センター 9件 社会福祉協議会9件
高齢者関連部署6件 警察(警察本部含む)5件 動物愛護担当課4件
障害者関連部署2件 市町村2件 県庁
区役所保護課 公衆衛生行政 子ども関連部署
住宅管理部局 地域共生課 動物愛護団体
動物愛護推進員 民生児童委員 生活保護担当部署
廃棄物処理課 市町環境部局 事例による
県福祉関係業務主管課、市町村(動物関係、福祉関係、廃棄物清掃関係等)獣医師、警察等、状況や 必要に応じて判断
福祉関連部署:定期的に開催研修の対象としている
各区生活衛生課及び福祉関係部署等:案件毎に関係部署と適宜会議等を行い対応する場合がある
豊田市生活福祉課、環境保全課など20以上の関係部局と連絡 

会議主催部署名はどちらですか?
37件の回答

  • 動物愛護管理担当課 17件
  • 福祉関係部署 9件
  • 案件ごとに異なる 4件
  • 地域包括センター 2件
  • 区役所保護課
  • 狂犬病予防・動物愛護管理業務連絡会議
  • 保険副署局医療異性推進室医療衛生企画課
  • 動物愛護団体
  • 市町村

関連部署との会議を定期的に実施しているかケースごとに実施しているかお答えください
37件の回答

<質問12>多頭飼育問題解決のためボランティアと協働していますか?
119の回答

協働の内容(複数回答)
回答自治体数66

犬猫引取り分担 63.6% 多頭飼育場所から行政に収容された犬猫の世話 16.7%
里親募集 74.2% 医療分担(不妊手術、病気の治療) 27.3%
医療分担  3%    

■多頭飼育届出制

<質問13>条例などで多頭飼育届出制を設けていますか?
119件の回答

届出が必要な頭数は?
32件の回答

届出内容(複数選択)
回答自治体数29

不妊・去勢手術 の有無 86.2% オス・メス 100%

■制度や補助について

<質問14>離乳前の幼齢犬猫のミルクボランティア制度を設けていますか?

119件の回答

ミルクボランティア制度を設けている場合の制度や補助の内容(複数回答)

回答自治体数71

ミルクボランティアの 認定 86.1% ミルクの提供 90.3%
哺乳瓶の提供 81.9% ペットシーツ等の提供 65.3%
必要に応じて医療、も しくは医療費の提供 66.7% その他 25%

ミルクボランティア制度を設けている場合のその他の内容について

  • 愛護センターで飼養する仔猫(離乳後)の預かり
  • 譲渡登録団体の中から依頼
  • ボランティアに対する研修
  • 飼養相談の随時受け付け
  • 仔猫の預かりに必要な物品の貸出(ケージ、温マット、体重計など)9件
  • フード(離乳食)の提供 6件
  • 健康診断、ワクチン接種、マイクロチップ装着
  • 検疫
  • 報償費の交付

■引取り拒否について

2022年度、犬猫の引取りを求められ、拒否した件数を教えてください。

117件の回答

拒否した理由(複数回答)
回答自治体数96

安易な理由 84.4% 里親探しの努力が 足りない 97.9%
高齢者による飼育 放棄 21.9% 耳カットのある猫 (地域猫) 7.3%
何度も引き取りを求めてくる 25% 周辺環境の悪化が認められない 37.5%
その他 22.9%    

その他の拒否した理由

  • 仔犬又は仔猫の場合は繁殖制限措置の指示に従っていない場合 5件
  • 犬猫の老齢又は疾病 14件
  • 飼養が困難であるとは認められない理由 4件
  • 犬猫等販売業者による引取り
  • 里親探しが不十分
  • 施行規則第21条第2項1号〜7号に該当
  • 飼い主不明の猫

■飼い主のいない猫の引取りについて

<質問15>飼い主のいない(不明)猫の引取りを行っていますか?

119件の回答

引取りを行っている場合の事由(複数回答)

回答自治体数110

自力で生きていけな い乳飲み子猫 84.7% 傷病猫 91%
警察からの依頼 63.1% どのような猫でも 0%
その他 13.5%    

その他の引取り事由

  • 猫により、周辺の生活環境が損なわれている場合
  • 母猫の保護下にないと思われる離乳前の仔猫
  • 明らかに遺棄された猫
  • 公的機関、町内会長等の証明(飼い主がいない証明)があるもの
  • 状況により判断
  • 動物愛護管理法で定められた負傷動物にあたるケースや敷地内に仔猫が迷い込んできたケースなどで所有者・管理者がいないと判断できる場合に、法令に基づいて対応している
  • 事例ごとに引き取るべき相当の事由があるか確認し、判断している
  • 離乳期~生後2ヶ月齢頃までの仔猫
  • 遺棄捜査後の警察からの依頼

■不妊手術助成金制度

<質問16>飼い主のいない猫もしくは地域猫支援策として手術費助成金制度はありますか?

手術助成金制度がある場合
メスに対する助成金額
78件の回答

オスに対する助成金額
77件の回答

助成金の原資(複数回答)
回答自治体数82

行政予算 90.2% 獣医師会 7.3%
ふるさと納税 (行政枠クラウ ドファンディング含む) 35.4% その他 7.3%

その他の助成金の原資

  • 寄附金(行政予算だが寄附金が原資)
  • 団体等からの寄附金
  • 市動物愛護協会
  • 市民負担、行政負担を超過する金額については、委託事業者の持ち出し
  • 本県で動物愛護事業を委託している一般社団法人が、県補助金等を活用して、猫に係る地域の問題解決のために市町が行う事業に対し、不妊去勢手術費用等の所要経費の一部を交付する「猫の適正管理推進 モデル事業」を実施

■協働の仕組み

<質問17>地域猫対策に取り組むための三者(行政・地域住民・ボランティア)協働の仕組みはありますか?
119件の回答

協働の内容(複数回答)

回答自治体数78

マニュアルを作成 33.3% 捕獲器の貸し出し 69.2%
捕獲ボランティアの紹介 39.7% 必要に応じて、行政、ボランティア、地域住民による現地確認 67.9%
必要に応じて地域住民への説明などを行う 80.8% その他 37.2%

その他協働の内容

  • 地域猫活動モデル事業を実施
  • 愛護団体による地域猫活動の助言や猫捕獲のレクチャー
  • 対応可能な推進委員の紹介、飼い主のいない猫の不妊去勢手術の支援
  • 動物愛護センターでの不妊去勢手術の実施、対象猫の運搬支援
  • 動物愛護センターでの地域猫の認定を受けた猫の不妊・去勢手術
  • 地区単位での避妊処置事業の実施
  • 豊田市地域猫活動支援事業として、飼い主のいない猫(地域猫)について自治区の承認を受けて申請のあったものについては、動物愛護センター にて無料で不妊・去勢手術を実施している
  • 地域猫の不妊・去勢手術の実施
  • 地域猫活動にとりくむ地域への不妊・去勢手術の実施無料(基金事業)
  • 行政による不妊・去勢手術の実施
  • 補助金(定額)の交付、行政での手術実施
  • ボランティアに相談できる相談会を開催している
  • 地域猫活動アドバイザーの町会への派遣
  • 行政と任意団体間で契約を結び、地域猫活動を支援する事業を行っている
  • ホームページ、リーフレット等による啓発
  • 「猫の適正管理推進モデル事業」にて、一般社団法人の会員となっている市長が、猫に係る地域の問題解決のためにボランティア等と連携した事業を行う場合に補助金を交付する
  • 大阪府所有者のいない猫対策支援事業の活用
  • セミナーの開催
  • 地域猫対策要領を作成
  • 地域猫活動サポーター(県が開催した講習会を受講の上、名簿に登録した者) の派遣